create-react-app(react-scripts) の X high severity vulnerabilities の警告について

経緯

create-react-app(react-scripts) で作ったアプリに対して、パッケージ追加等をすると次のような脆弱性の警告が表示されます。

up to date, audited 1485 packages in 5s

197 packages are looking for funding
run npm fund for details

6 high severity vulnerabilities

To address all issues (including breaking changes), run:
npm audit fix –force

Run npm audit for details.

脆弱性がある、と言われるとさすがに放置はできないのでどうにかできないものかと調べました。

対応

結論から言うと、今回のケースでは無視して良い、とのことでした。

理由としては

  • 警告の発出元である npm audit 自体の警告が不正確
  • 今回のケース(create-react-app(react-scripts))では依存パッケージはビルドツールとして用いられており、殆どの場合は成果物に含まれるわけではない (と思われる)
  • ビルドツールとして脆弱性があればアップデートがあるはず

といったところのようです。

言われて見れば確かに、というところですね。

それでも気になる場合は

  • dependencies にある react-scriptsdevDependencies に移動させる
    • npm audit --production を使用する
  • パッケージインストール時は npm install --no-auditaudit を使用しないように指定する

とすることで警告を表示させなくすることができるとのこと。

参考

この記事を書いた人

アルム=バンド

フロントエンド・バックエンド・サーバエンジニア。LAMPやNodeからWP、Gulpを使ってejs,Scss,JSのコーディングまで一通り。たまにRasPiで遊んだり、趣味で開発したり。