メール送信時に署名を挿入するのはどのメールソフトでもそこそこ頻繁に行うと思います。
今回は Sylpheed 3.7.0 で、「署名挿入時に自動で追加されるハイフン2つを削除したい」というケース。
何故そうしたいかと言うと、いくつかの署名を使い分ける際に、ある署名は
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あり、別の署名は全く別の文字で署名を区切っている……という状況でして。
前者は設定した署名から上述の部分だけを削除すれば良いのですが、後者はそもそも不要。
であれば、デフォルトで自動的に挿入される
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は削除して、前者の署名の冒頭に
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も加えてあげれば良い、ということになったためです。
Sylpheedはあまり情報がヒットしないため、メモしておこうと思った次第です。
設定方法としては以下。
- 「メニュー」から「設定」
- 「全般の設定」をクリック
- 「作成」タブの「一般」、「署名」欄にある「署名の区切り」の中の
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を削除 - 「OK」または「適用」をクリック
これでOK。
なお、今回はメールによって署名を使い分けたいので、「自動的に挿入する」のチェックは外しておきました。
署名自体の登録
おまけとして、Sylpheedでの署名の登録方法。
- 「メニュー」から「設定」
- 以下のどちらかで「アカウントの設定」画面を開く
a. 「現在のアカウント設定」
b. 「アカウント設定」から、設定したいアカウントをラジオボタンで選び、「編集」 - 「作成」タブの「署名」欄、「直接入力」で署名1~10を選び、適宜名前を付けた上で署名の内容をテキストエリアに記述する
- 「OK」または「適用」をクリック
そもそも--
って何?
ThunderBird等他のメールソフトでも署名の区切り文字で
--
が使用されています。
これは、RFC2646によって共通規約として定められているものです。
4.3. Usenet Signature Convention
There is a convention in Usenet news of using “– ” as the separator
line between the body and the signature of a message. When
generating a Format=Flowed message containing a Usenet-style
separator before the signature, the separator line is sent as-is.
This is a special case; an (optionally quoted) line consisting of
DASH DASH SP is not considered flowed.
そのため、意味はあるのであまり無視するのは良くないのですが、ケースバイケースということで……。
参考