Trello で、いつの間にか「自動化(Automation)」の項目が増えていたことに気付きました。どうも旧 Bulter の機能のようです。全てのボードでデフォルトで使用できるので、カードごとの繰り返しでは設定できなかった条件 (ex. 毎週火・水・金にカードを起票) もできるのでは、と思い試すことにしました。
設定方法
Trello にサインインし、任意のボードの右上の「︙」をクリックしてメニューを開きます。
※以降、全てPC上から操作しています。

メニューの中から「自動化」をクリック。

モーダルウインドウの左のペインから「Scheduled」をクリックし、右ペインの「Create automation」をクリック。

「+Add Trigger」をクリック。

トリガーとなる日時の指定はいくつかのパターンが用意されています。
- 毎日/毎週
- 毎X曜日
- X週間ごとのY曜日 (ex. 2週間ごとの月曜日)
- 毎月第X曜日
- Xヶ月ごと(1(=毎月), 2, 3, 4, 5, 6, 12, 18, 24, 36, 48 が選択可能) のY日 (1~31、最終日、最初の平日、最後の平日が選択可能)
- X月のY日 (1~31 が選択可能)
最大のスパンとしては1年が目安で、下から2番目の「Xヶ月ごと」で24か月ごとや48か月ごとが選択できるので4年おきまでは設定できそうです。
惜しむらくはこれらの選択肢だと「5年ごと」の設定ができないことですが、まあここまでできれば大抵の定期的なタスクはトリガーを設定できると思います。
なお、若干の注意点としてはトリガーを設定したら右の「⊕」をクリックすること。「⊕」をクリックした段階で確定して次の内容に進みます。

続いては起票するカードの設定です。
- 新規か既存カードへの追記か
- カードの名前、説明
- どのボード・リストの先頭や末尾に追加するか
- ラベル
- チェックリスト
- ユーザの割り当て
- 期日・開始日
通常手動で入力・設定するカードの各項目ですね。今回は「”test”という名前の新規カードを、あるボードの「ToDo」というリストの先頭に新規カードで起票、ユーザに自分を割り当てて、期日は起票日時の1時間後」という感じの設定です。
ここも入力を完了したら「⊕」をクリックすること。

入力・設定した項目の確認画面です。内容に問題がなければ右上の「Save」ボタンをクリックして保存します。

これで「毎週火・水・金の18:00に”test”という名前の新規カードを、ある特定のボードの「ToDo」というリストの先頭に新規カードで起票、ユーザに自分を割り当てて、期日は起票日時の1時間後とする」という自動化のジョブが追加できました。

最後に他パターンとして、「毎年1月10日の午前10:10に起票する」トリガーを作ってみました。
年始や年度開始といったときに重なりがちな年一回の定例タスクはこれで対応できそうです。
……ここまで標準でできると、個人的にはかなりありがたいですね。 Trello 便利……。
※当然プランに応じて制限や上限があるので、無制限に作ることができるわけではないので注意。念のためですが。